新型コロナウイルスによる肺炎で死亡した男性の遺族は、「お前も感染者か」と聞かれたり、職場で人に避けられたりして、「差別を強く感じた」と訴える。「同じ思いは私たちだけではない」と話し、感染者の家族らへの配慮を求めている。
 遺族によると、自身は濃厚接触者ではなかったが、職場などで「お前も感染者じゃないの?」と聞かれた。露骨に避けられることもあり、「差別的な気持ちを強く感じた」という。
 差別だけではない。濃厚接触者と認定された男性の身内の一人は、2週間の健康観察後もしばらく出勤が認められず、収入の減少に苦しんだ。幼い子どもを抱え、「自分が感染したら誰が面倒を見るのか」と不安におびえながら生活する人もいた。
 遺族は「傷ついている人がさらに傷つくことがないように、思いやりのある行動で接してほしい」と話した。 (C)時事通信社