山形県は18日から、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、来県者に対し県境付近などで検温を始めた。高速道路のパーキングエリア(PA)や主要な駅、空港などで5月10日まで実施。発熱がある人に対し、自宅や訪問先での待機を要請する。検温や待機要請に法的拘束力はない。
 検温は県職員らが実施。24日までの試行期間中、山形、米沢両駅と山形、庄内両空港、山形自動車道の山形蔵王PAなどで続ける。非接触型の検温計や、体温を感知するサーモグラフィーを使い、来県中の慎重な行動を促すリーフレットも配る。
 山形蔵王PAでは18日午前、車が次々と検温場所に誘導され、マスクやフェースシールドを着けた県職員が対応に当たった。宮城県内で仕事を終え、車で帰宅中だった会社員山田剛さん(52)は「こういう前向きな姿勢は非常にいいと思う。連休に入る前や連休中にぜひともやってほしい」と取り組みを評価した。
 25日からは、検温場所を追加した上で本格実施する方針。トラックやバス運転手は対象外とする。
 吉村美栄子知事は14日の記者会見で「県外との往来を控えてもらう抑止効果につながることを期待している」と、検温を実施する意義を語った。 (C)時事通信社