医学部を設置する大学と病院でつくる全国医学部長病院長会議は20日、厚生労働省で記者会見し、新型コロナウイルスの院内感染防止のため、手術や分娩(ぶんべん)の前に患者をPCR検査できる体制の整備を国に要望した。同会議は「無症状の患者を手術することで院内感染が起これば、医療崩壊につながる」としている。
 同会議によると、マスクやガウンなどの不足も重なり、手術を減らしたりできなくなったりしている病院も出ている。院内感染防止のため自腹でPCR検査をしている大学病院もあるとして、国に公費負担を求めた。
 大学病院などは収益に占める入院や手術の割合が高く、東京大医学部付属病院では、全体の2~3割に当たる100億円ほどの減収が予想されているという。 (C)時事通信社