【サンパウロ時事】ブラジルのボルソナロ大統領は20日、「みんなが家にとどまるような新型コロナウイルス対策は、今週で最後であることを期待している」と述べた。ブラジリアの公邸前で、支持者に向かい、各州政府や市が独自に実施している商業施設閉鎖などの規制の緩和を訴えた。
 ボルソナロ氏は「ブラジル経済は悪化している。失業率の高まりは暴力や混乱、死、飢餓に結び付く」と強調。「多くの人々は、冷蔵庫が空っぽなので家にとどまり続けられない」と述べ、経済活動再開を呼び掛けた。
 ブラジルでは1カ月にわたり、各地で独自に規制措置が敷かれている。経済を重視するボルソナロ氏は一貫して反対しているが、最高裁は州や市の決定権を擁護。一方で市民は自宅での缶詰め生活に耐えられなくなっており、セキュリティー情報会社インロコテックの調べによると、今月17日には外出自粛要請に応じている市民は前週比10ポイント減の49%にすぎなかった。 (C)時事通信社