新型コロナウイルスの感染拡大防止の臨時休校をめぐり、文部科学省は21日、全国の学校で児童生徒に教科書に基づく家庭学習を課すよう求める通知を都道府県教育委員会などに出した。休校中の学習内容のばらつきを防ぎ、円滑な授業再開につなげる。子どもの心身の状況を定期的に把握することも要請する。
 各都道府県が市区町村の取り組み状況を確認するためのチェックリストも添付。28日までに文科省に報告してもらう。
 通知では、「各教科の教科書およびそれと併用できる教材等に基づく家庭学習を課すこと」と明記。例示した週間計画表も参考に、計画を立てて工夫するよう要請した。各個人の学習状況は、電話やメールで随時把握することとした。
 学級担任らは、2週間に1回程度は必ず児童生徒の心身状況や健康状態を電話などで把握し、要保護児童は、児童虐待のリスクを踏まえ1週間に1回以上の状況確認を求めた。
 このほか、家庭学習時の積極的な情報通信技術(ICT)活用や、可能な場合は登校日の設定や家庭訪問などに取り組むことも盛り込んだ。運動不足の解消に向けて屋外での運動例も紹介した。
 萩生田光一文科相は21日の閣議後記者会見で、「各学校設置者と連携し、子どもの学びの保障に努めていきたい」と述べた。 (C)時事通信社