新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した富山市民病院の医師と看護師が22日、富山市内で報道各社の取材に応じた。「自分が感染していないかという不安は常にある」と述べ、リスクと隣り合わせの現場の不安を語った。
 同病院では、9日に看護師1人の感染が確認されて以降、整形外科病棟を中心に病院関係者や患者ら計32人が感染。市はクラスターが発生したと判断している。
 同病棟の医師と看護師は全員が自宅待機となり、他の病棟に勤務する人が病棟に残された入院患者の治療に当たっている。医師は「慣れない病棟での勤務。ゴールが見えない」と話した上で、「自分が感染したら患者にうつしてしまうのではないか」と不安も口にした。
 看護師は、病院機能を維持できているのは感染の危険がありながらも職員を病院に送り出してくれる家族の協力があるからだと話した上で、「一生懸命頑張るスタッフを守りたい」と涙ながらに語った。 (C)時事通信社