長崎県は23日、長崎市に停泊中のイタリア籍クルーズ船「コスタ・アトランチカ」で、新たに乗員14人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。同船の感染者は計48人となった。
 県は22日、船内の運営に携わる「エッセンシャルクルー」のうち66人の検体を採取。検査の結果、食事の調理や運搬を担う14人が陽性となった。
 同船に乗客はいないが、日本人通訳1人を含む乗員623人が乗っていた。感染した乗員のうち1人は重症で、市内の感染症指定医療機関に搬送された。その他の感染者は船内で個室待機している。
 県によると、3月中旬に船会社に乗員の下船自粛を要請したが、県交通局は同26、27両日、帰国する乗員を乗せた貸し切りバスを運行し、市内のホテルを経由して長崎空港まで輸送していた。同局の担当者は「自粛要請は知っていたが、乗員が別の手段で移動することを避けるため、独自の判断で運行した」と説明している。 (C)時事通信社