【ニューヨーク時事】米国で新型コロナウイルスの感染が最も深刻な東部ニューヨーク州のクオモ知事は23日の記者会見で、今週、州内の3000人を対象に実施したウイルスの感染歴を調べる抗体検査の暫定結果を発表し、13.9%が陽性だったと明らかにした。感染が集中するニューヨーク市では21.2%に上った。
 検査は19郡の40カ所で実施。スーパーなど小売店を訪れる客を対象に行われた。外出中の人が対象のため、州民全体から無作為に選んだとは言えない側面があるが、感染率を13.9%と仮定すると、州では270万人程度が既に感染している計算になり、これまでに確認された州の感染者約26万3000人のほぼ10倍。
 また、この場合の致死率は0.5%程度となり、推定されている致死率より「低い」(クオモ氏)ことになる。ただ、州では自宅で死亡した人が死者数に含まれていないため実際の致死率は不明。州の死者は前日から438人増え、1万5740人。1日の死者は減少傾向にあるが、依然として新たに1300人以上が毎日入院している。 (C)時事通信社