新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、人と人の接触を1カ月の間、8割減らしても、対策をやめると15日で患者数が元のレベルに戻るとの分析を、大橋順・東京大准教授(集団ゲノム学)が24日までにまとめた。
 大橋准教授は「緊急事態宣言の期限である5月6日より後も、医療崩壊を防ぐには行動自粛の継続が重要」と話している。
 大橋准教授は、患者1人が平均して2.5人にうつすと仮定し、感染状況を試算した。試算によると、人口10万人の都市に患者が1人入った場合、1日当たりの患者は59日目に50人に増加する。その時点で接触を8割減らす対策を始めると、30日間で患者数はおおむね半減するが、対策をやめて通常の接触状況に戻ると、15日間で再び50人に増える。
 一方、接触8割減の対策を30日間取った後、接触7割減を続ければ、感染者を減らし続けることができるという。 (C)時事通信社