【サンパウロ時事】ペルー政府は23日、過密状態にある刑務所内での新型コロナウイルスまん延を防ぐため、受刑者を一時的に釈放すると発表した。対象者は約3000人。同国の刑務所では約500人が感染し、13人が死亡している。同様の措置はコロンビアやチリでも取られている。
 カスタニェダ法相は「受刑者の健康と生命、(ウイルスに)弱い人々のことを考慮した」としている。対象となるのは妊娠中の女性や、禁錮4年以下の比較的軽い刑の服役囚、重罪を犯していない60歳以上の受刑者ら。
 在任中の人権侵害で服役中のフジモリ元大統領(81)については、自身も汚職の疑いで拘束されている長女のケイコ氏が釈放を求めているが、当局は「感染の可能性は高くない」として拒否。今回の措置でも「重罪」に当たるため対象外になる見込み。 (C)時事通信社