福井県内で初めて新型コロナウイルス感染者と確認された日華化学(福井市)の江守康昌社長が24日、同市内で記者会見し、公職を含む職務に復帰すると発表した。症状のつらさを振り返るとともに、入院中に受けた風評被害について「心を痛めている」と語った。
 3月12日に微熱が出て、同18日に陽性が判明。同日から17日間の入院生活を送ったという江守氏は、「今までに経験しなかったような頭痛があり、呼吸することも困難な日々が続いた」と症状を説明した。陽性判明の前夜に会食した飲食店の従業員と、秘書業務を担当する社員が陽性となったことに、「感染させてしまった」と述べた。
 ネット上などでは、同市の別の飲食店で発生した大規模なクラスター(感染者集団)との関係を指摘する風評が流れたが、「全く関係ない」と否定。他にも事実と異なるデマや中傷が出回ったとして、「自分は我慢できても、会社関係者やその家族までもがつらい思いをしていることに心を痛めている」と訴えた。 (C)時事通信社