【ニューヨーク時事】米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の集計によると、新型コロナウイルス感染による米国の死者が24日、5万人を超えた。米国の死者は6日に1万人に達してから18日間で5倍に増えた。米国の感染者は累計90万人を超え、感染者、死者とも世界最多。
 全世界の感染者は280万人以上、死者は約19万7000人。死者は米国(約5万2000人)、イタリア(約2万6000人)、スペイン(約2万3000人)、フランス(約2万2000人)と欧米に集中している。
 米国で最も感染が深刻な状況となっている東部ニューヨーク州のクオモ知事は24日の記者会見で、州にウイルスが入ったのは中国からではなく欧州経由だったと指摘する研究に言及した。
 米政府が中国を訪問した外国人の米入国を禁止したのが2月上旬で、欧州を入国禁止対象としたのは3月中旬だった。クオモ氏はこれを念頭に、中国を入国禁止対象にした時点で「ウイルスは既に中国を離れていた。正面玄関は閉めたが、裏口は開いたままだった」と述べ、米政府の対応が遅過ぎたという認識を示した。1月から3月中旬までにニューヨーク市圏の空港には欧州から最大220万人が到着していたという。
 ニューヨーク州の死者は前日から422人増え、1万6162人になった。1日の死者数は減少傾向が続いている。 (C)時事通信社