大阪府が24日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた休業要請に応じないパチンコ店の公表に踏み切ったことに対し、府民からは「強いメッセージが必要だ」と支持する声が上がった。一方、公表された店の利用客は「意味ないと思う」と冷めた様子で話した。
 大阪市に住む60代の無職男性は「強いメッセージを出さないと、感染防止への取り組みの重要性に気付かない」と公表を評価。同市の50代の会社員男性も「みんなが協力して自粛する中での営業は、不公平感が募る。歩調を合わせるべきだ」と話した。社会保険労務士の女性(53)は公表に賛成しつつも、「逆に客が殺到して(密閉、密集、密接の)3密状態が加速するのでは」と効果に疑問を呈した。
 店名を公表された同市平野区のパチンコ店。駐輪スペースにはこの日も自転車がずらりと並び、3~4割の台が埋まった店内では、マスク姿の客が黙々とパチンコを楽しんでいた。
 毎日店を利用するという建設業の男性(28)は「公表は意味がないと思う。テレビで放映されて宣伝になるやん」と冷ややか。「この店は台を15~20分おきに消毒してくれるから安心。(感染したら)自分の責任やと思って来てる」と話した。 (C)時事通信社