長崎県は25日、長崎市に停泊中のクルーズ船「コスタ・アトランチカ」(イタリア船籍)で、新たに乗員57人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。乗員623人全員の検査が終わり、同船の感染者は計148人となった。
 同船では20日以降、乗員の感染が相次いで判明しており、24日までに91人の感染が確認された。このうち重症の1人が市内の感染症指定医療機関に搬送されている。検査はPCR法のほか、長崎大などが共同開発した「蛍光LAMP法」で実施した。
 県によると、乗員は船内の個室に隔離されている。県は今後、感染経路の特定を急ぐとともに、市民への影響の有無についても調べる方針。船の離岸の時期などは、国と協議して決める。
 クルーズ船を運航する「コスタクルーズ」の日本支社は、検査で陰性となった外国人乗組員を早急に帰国させると発表。同社が運航し、長崎港に停泊している別の2隻は日本国外に向かうとしている。 (C)時事通信社