新型コロナウイルス感染拡大で医療用ガウンが大幅に不足する中、大阪府豊中市では、市職員がポリ袋を使った代替ガウンを作製している。1日に約1300着が作られており、5月1日までに2万着の作製を目指している。
 代替ガウンは、新型コロナに対応する市立豊中病院の医師や看護師が無症状患者と接する際などに使われる。同病院では1日最低220着の医療用ガウンが必要だが、感染拡大の影響で3月下旬に入荷の見通しが立たなくなり、備蓄は20日時点で約1500着まで減少。府からの支援も限られ、ガウンを安定的に入手する必要があった。
 作製に必要なものは、市販の120リットルポリ袋とはさみ、段ボール、熱で袋を溶かして接着する「ヒーティングガン」と呼ばれる器具のみ。代替品として注目されている雨がっぱと比べても着脱がしやすく、処分も簡単という。
 障害のある児童の介助員や給食の調理員らが作製に参加。20日から毎日30人体制で休館中の市民体育館を利用して作業に当たる。非常勤職員の加藤隆一さん(39)は「自分たちで作れるか不安だったが、うまくこなせていると思う。(医療現場で)役立つものを作れるよう頑張りたい」と話した。 (C)時事通信社