100~200年に1度の確率で発生する大規模な洪水で、新型コロナウイルスなどの感染症指定医療機関のうち4分の1が浸水すると見込まれることが27日、分かった。京都大防災研究所の角哲也教授らのグループが同日調査結果を発表し、洪水と感染症の複合災害に備える必要があると訴えた。
 角教授らは、全国372の感染症指定医療機関を対象に、国土地理院のサイトのハザードマップや自治体が公表する情報を基に調査した。
 それによると、100~200年に1度発生する大規模洪水では、感染症指定医療機関の25.5%に当たる95カ所で浸水が想定され、うち50カ所は押し寄せる水の高さが最大2~3メートル以上に達する。
 1000年に1度と想定される最大規模の洪水では、33.6%に当たる125カ所で浸水が見込まれ、99カ所で浸水が最大2~3メートル以上になる。
 角教授は、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、行政が医療機関を守る視点を持つよう求め、「近くに川があるなど病院の立地条件を知ってほしい」と強調した。 (C)時事通信社