【台北時事】海外にマスクをおすそ分けしませんか―。台湾政府の新型コロナウイルス対策本部は27日、1人当たり2週間に9枚を上限に割り当てている配給制のマスクについて、新型コロナの感染が深刻で、マスクが不足している外国への寄付を個人から募ると発表した。
 マスク購入用の専用アプリで自分が寄付したい数を指定できる。1枚5台湾ドル(約18円)のマスク代は、政府が負担するため、購入する権利を海外に「おすそ分けする」形となる。過去の未購入分も寄付できるが、寄贈したい国は指定できない。
 政府主導の増産で、マスクは台湾社会にほぼ行き渡っており、政府レベルでは日米欧などに医療用マスクを国際人道支援として無償供与している。対策本部トップの陳時中・衛生福利部長(日本の厚生労働相に相当)は新たな取り組みで、「台湾人全体の気持ちを世界にアピールできる」と強調した。 (C)時事通信社