【ニューヨーク時事】新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な米ニューヨーク州のクオモ知事は27日の記者会見で、5月15日までの外出規制や事業閉鎖について、州内の大半の地域で延長する方針を明らかにした。米国では経済活動の一部再開に踏み切る州が相次いでいるが、ニューヨーク州では依然入院患者が多く、知事は慎重に判断する姿勢を示した。州内の死者は前日から337人増えて1万7303人となった。
 クオモ氏は、州が続けているウイルス感染歴を調べる抗体検査の最新結果を公表。州内の7500人を対象とした検査で14.9%が陽性だった。先週の13.9%より増えたが「誤差の範囲内」とした。感染者が集中するニューヨーク市で24.7%に上ったのに対し、同市を含む州南部以外の地域では3.2%と大きな差がある。
 クオモ氏は外出規制や事業閉鎖について、「州の多くの地域では延長する」と発表。「一部の地域では5月15日に解除すべきという主張ができるのかもしれないが、賢くある必要がある」と述べ、一部地域の制限緩和の可能性を示しつつ、解除には検査態勢の強化などが重要だと説明した。 (C)時事通信社