【シドニー時事】ニュージーランド(NZ)は27日深夜から、新型コロナウイルスの警戒度を最高水準の「レベル4」から1段階引き下げ、外出規制を一部緩和した。島国の利点を生かして比較的早期に「鎖国」状態にした上で、世界的にも厳しい都市封鎖を実施したことが奏功。爆発的な感染拡大の回避に成功し、アーダーン首相は「(コロナとの)闘いに勝利した」と宣言した。
 NZは人口が約500万人と日本の25分の1。累計感染者が1124人、死者が19人で、最近の感染者は1週間以上にわたり1桁台の増加にとどまっている。
 勝利を宣言したアーダーン首相だが、28日午後の記者会見で「まだ危機を脱したわけではない」と説明。「不用意なウイルスの拡散を防ぐため、一層の警戒が必要だ」と述べ、慎重な言い回しに終始した。また「経済的な打撃と闘うためできる限りのことを実行する」と経済再生に意欲を示した。 (C)時事通信社