新型コロナウイルス感染の有無を短時間で調べる抗原検査キットについて、厚生労働省に企業1社から申請があり、5月中にも薬事承認される見通しであることが28日、分かった。キットは複数の企業が開発を進めており、同省は申請があれば速やかに審査する方針。
 検査試薬の開発を手掛ける「富士レビオ」(東京都新宿区)が27日、厚労省に申請した。鼻の奥などで採取した検体をキットに入れると、新型ウイルス特有のタンパク質が含まれていれば15分程度で陽性反応が出る。
 感染判定に現在使われているPCR検査は、専用機器で4~6時間ほどかかるため、感染者の急増に検査が追い付いていない。薬事承認は通常1年ほどかかるが、厚労省は新型ウイルス関連の医療機器などは審査を大幅に短縮することにしている。抗原検査はPCR検査に比べ精度が劣るとされるが、同省は申請されたキットの性能に問題がなければ5月中にも承認する方針だ。 (C)時事通信社