新型コロナウイルスに感染し、軽症や無症状のためホテルや自宅で療養する人に向け、厚生労働省は29日までに、感染者が自分で経過観察する際の注意点をまとめた。「唇が紫になっている」「急に息苦しくなった」など13項目を「緊急性の高い症状」としてリスト化。重症化の前兆をつかみ、迅速な治療につなげてもらうのが狙いで、都道府県などに通知した。
 新型ウイルスの感染拡大が続く中、厚労省は重症者用の病床確保のため、軽症者らがホテルや自宅で療養することを認めた。ただ、埼玉県で自宅療養中の男性2人が死亡したことなどを受け、子どもの世話といった事情がある人の自宅療養は認める一方、基本は自治体が用意したホテルなどで療養するよう方針転換した。
 ホテルや自宅で療養する際は、感染者や家族が症状の変化に自分で気付くことが重症化防止のポイントとなる。13のチェック項目には「横になれない。座らないと息ができない」「もうろうとしている(返事がない)」なども含まれている。
 厚労省は「該当する項目があれば、宿泊療養なら常駐の看護師に、自宅療養なら都道府県などの窓口にすぐに連絡してほしい」と呼び掛けている。 (C)時事通信社