新型コロナウイルス対策としてマスク着用が呼び掛けられる中、嫌がる幼児にどうマスクを着けてもらうか、親たちが頭を悩ませている。好みのデザインで布マスクを手作りする人もおり、SNS上ではキャラクターものや人気漫画の生地の手作りマスクが登場。子供服ブランドでも着け心地の良い製品を売り出す動きが相次ぐ。
 東京都杉並区の公園で24日、息子(1)を遊ばせていた同区の会社員女性(37)は「好きな車の柄のマスクは持ち歩いているが、着けると不機嫌そうに取ってしまう」とこぼした。アンパンマンのマスクを着用させて息子(2)を連れて来た40代の主婦は「遊んでいると息苦しさでどうしても外してしまう」と定着の難しさを語る。
 東京都北区にある雑貨店では、2週間前から手作りマスクを販売。男の子用だと迷彩柄、女の子向けは花柄のカラフルなマスクが売れ筋という。店員の女性は「当初は『マスクが足りず、どれでもいいので欲しい』という声がほとんどだったが、今は子供が着けてくれるようなかわいい絵柄を求める人が多い」と話す。
 インターネット上では、キャラクターの絵柄や人気漫画「鬼滅の刃」をイメージした生地で手作りした子供用マスクの出品が続出。親子おそろいのセットで販売している商品もある。
 子供服ブランド「ミキハウス」を展開する三起商行(大阪府八尾市)は4月上旬、新生児用の肌着素材を活用し、着け心地に配慮した子供用マスクをネット上で発売。約1時間で2枚入り(税抜1800円)900セットが売り切れる人気ぶりで、同社は21日から抽選販売を導入した。子供服大手のファミリア(神戸市)も、抗菌加工した子供と大人用マスクの抽選販売を始めている。 (C)時事通信社