千葉県野田市で昨年1月、小学4年の栗原心愛さん=当時(10)=が虐待され死亡した事件で、心愛さん一家が2017年8月まで住んでいた沖縄県の専門家委員会は30日、「父に対して抱いていた違和感を、関係機関で共有しようとする姿勢がなかった」と指摘する検証報告書をまとめた。
 報告書によると、転居前の居住地だった糸満市は、父から母へのドメスティックバイオレンス(DV)があったことを把握していたほか、心愛さんが通っていた小学校も祖父母と父のトラブルを目撃。心愛さんの妹が産まれた病院も、父に二面性が見られると認識していたが、役所内や関係機関同士で情報を共有できていなかった。 (C)時事通信社