青森県西目屋村は30日、全国に先駆けて10万円の一律給付金の手渡し支給を始めた。国の2020年度補正予算成立を確認後、75歳以上の単身者のうち希望した人の自宅を、役場職員が直接訪問。受け取った高齢者は「大変うれしいです」と安堵(あんど)の声を漏らした。
 村では現金を引き出せる場所が限られていることから、役場は希望した8人への手渡し支給を決めた。職員は手指の消毒などをした上で、午後7時半ごろ84歳の女性宅を訪問。詐欺被害への注意を促した上で、給付金の入った封筒を手渡した。
 役場から山道を2キロほど越えた場所に住むこの女性は、「足が悪いので、役場や郵便局に行くのも一苦労。普段はタクシーを使っているのでとても助かります」と話した。帰り際の職員から「戸締まりしっかりね」と声を掛けられ、深くうなずいていた。 (C)時事通信社