【ロンドン時事】ジョンソン英首相は30日の記者会見で、英国は新型コロナウイルスの感染拡大の「ピークを過ぎた」という認識を示した。外出禁止や商店の一時休業といった制限の緩和に向けた「包括的な計画」を来週明らかにする。
 「社会的な引き離し政策」と呼ばれる制限措置は導入から1カ月以上が経過し、入院患者数は「下降線をたどる」(首相)ようになった。しかし、この日発表された1日の死者数は674人と、依然高水準。具体的にいつ制限を緩和できるか、ジョンソン首相は現時点で明言を避けた。
 政府が緩和を急ぐ背景には、経済活動の中断が長引くと回復困難な打撃になるという危機感がある。一方、ユーガブ社の世論調査では、63%が「状況がもっとはっきりするまで待つべきだ」と回答。「緩和ありき」で話が進み、感染の第2波に見舞われる事態への不安が示された。 (C)時事通信社