【サンパウロ時事】ペルー最高裁は30日、不正資金疑惑で予備的に拘束されている野党「フエルサ・ポプラル」のケイコ・フジモリ党首(44)の保釈を決めた。最高裁は「逃亡の恐れがない」と判断。過密状態にある刑務所での新型コロナウイルス感染の危険性にも配慮した。
 今後は裁判所への定期的出頭や、移動制限などが課される。
 フジモリ元大統領の長女であるケイコ氏は、2011年の大統領選に出馬した際、ブラジル大手ゼネコンから約120万ドル(約1億2800万円)を不正に受け取ったとされる。検察は逃亡や証拠隠滅の恐れがあるなどとして拘束を要求し、裁判所が認めた。18年10月以降、断続的に身柄を拘束され、今回は1月末から収監されていた。
 ペルー政府は新型ウイルス感染拡大を受け、60歳以上の高齢受刑者らの一時的釈放を実施。ただ、在任中の人権侵害で禁錮25年の刑に服しているフジモリ元大統領(81)は対象外となっている。 (C)時事通信社