【ワシントン時事】トランプ米大統領は1日、食品医薬品局(FDA)が新型コロナウイルス感染治療の候補薬として「レムデシビル」の緊急投与を認可したと発表した。臨床試験(治験)で感染者が早く回復する効果が確認されたという。有効な対処法がなかった新型コロナ感染治療に道が開ける可能性がある。日本も海外の動向を踏まえ治療薬として承認する方針。
 開発したのは、米バイオ医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズ。エボラ出血熱の治療薬だったが、新型コロナ治療では特に症状が重い患者への効果が期待されている。
 米国立衛生研究所(NIH)は4月末、レムデシビルを投与した感染者の回復が早まる結果が得られたとして、効果を認める暫定見解を表明。FDAも「入手可能な科学的証拠に基づけば、治療効果があると考えるのが妥当」と説明した。ただ今回は緊急事態を考慮した認可で、まだ安全性などの情報は限られており、正式承認にはさらなる治験による有効性が必要となる。 (C)時事通信社