【ニューデリー時事】インド政府は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため3月末から全土で実施中の封鎖措置を今月17日まで延長した。延長は2度目で、外出規制が計54日に及ぶことになる。今後は経済への打撃を考慮し、感染の程度に合わせて地域ごとに規制を緩和する見通しだが、感染がさらに拡大する恐れもある。
 政府は今月1日、全土封鎖の再延長と同時に、感染の実態に合わせて三つの区分を設定し、地域ごとに規制を緩和すると発表した。緩和区域では、出社人員を通常の3分の1に抑えれば活動を再開できる企業が多い。モディ首相は2日、ツイッターで「政府は、経済活動が新型ウイルスに伴う困難を克服するのを手助けする」と強調した。
 人口13億人超のインドの感染者数は約4万人。死者も1300人を超えた。封鎖開始の3月25日時点で約600人だった感染者は、違反者を棒で殴るなど厳しい外出禁止措置にもかかわらず、60倍を超えた。 (C)時事通信社