【ベルリン時事】新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、欧州では医療現場でのロボット活用に期待が集まっている。多くは危機前から開発されていた技術だが、人と人との接触を防げると改めて脚光を浴びている形だ。
 デンマークのブルー・オーシャン・ロボティクスは4月、室内で紫外線を照射しウイルスを不活性化させるロボット「UVD」に対し、1~3月期に「極めて旺盛な需要」があったと明らかにした。中国湖北省武漢市の病院が2000台を発注したほか、50を超える国で使用されており、受注はさらに伸びる見通しという。
 身体的接触が多いリハビリ現場でも、ロボットに期待がかかる。デンマークのライフ・サイエンス・ロボティクスは、理学療法士が行う関節の運動などのリハビリを代行するロボットを開発。中国の美的集団傘下の独クーカが開発した多関節アーム型のロボットをベースにしたもので、ドイツですでに利用されているほか、3月に米国内での販売の承認も得たという。
 クーカは「人との距離を取ることが求められる中、このロボットはリハビリの助けになる」としている。 (C)時事通信社