中国で新型コロナウイルス感染症患者に対応する医師や看護師ら約4300人にアンケート調査を行ったところ、マスクやゴーグルなどの防護装備の長時間着用により、皮膚の痛みやかゆみ、蒸れ、裂傷を経験した人が4割に上った。南京大などの研究チームが4日までに発表した。
 トラブルの部位はマスクやゴーグルが鼻、頬、耳、フェースシールドやキャップが前額部。防護服や手袋による蒸れは密閉の程度が高いほど多かった。皮膚の一部が剥がれるほどひどい傷は少ないが、疲労と睡眠不足に皮膚の不快感が重なるダメージは大きい。
 研究チームは、手当てやクリームなどによる予防が不十分だと指摘した上で、汗と蒸れの対策を中心に改善策を取るよう訴えている。論文は米医学誌「アドバンシーズ・イン・ウンドケア」電子版に掲載された。
 アンケートは2月にインターネットで行い、約160病院の計約4300人が回答した。平均年齢32歳で、性別は男性1割、女性9割、職種別は医師1割、看護師9割。皮膚のトラブルがあったと回答したのは4割の約1840人で、1人当たり2.6カ所あった。 (C)時事通信社