【サンパウロ時事】ブラジル北部に広がるアマゾン熱帯雨林地帯の中心都市マナウスの市長は5日、安倍晋三首相を含む世界21カ国・地域の指導者に各大使館などを通じ、新型コロナウイルス対策で緊急支援を求めるメッセージを送ったと発表した。ただ、日本大使館は確認できていないとしている。
 ビルジリオネト市長は安倍首相宛てのビデオメッセージで「何十年にもわたり、われわれは自然林の96%や河川を保全することで地球の健康を守る重要な役割を果たしてきた」と強調。「森を守る人々を守るため、検査器具や人工呼吸器、個人の防護具などをお願いしたい。マナウスは緊急に助けを必要としている」と訴えた。
 マナウスが位置するアマゾナス州は日本の4.2倍の広さだが、新型ウイルスに対応できる医療施設があるのは同市のみ。政府にも支援を求めているが追い付かず、押し寄せる患者で医療が崩壊している。同市には日本の自動二輪車、家電メーカーや製薬会社などの工場が集中している。 (C)時事通信社