富士フイルムホールディングスの子会社、富士フイルム和光純薬(大阪市)は8日、新型コロナウイルスの遺伝子を約75分で検出する試薬を発売した。同社の遺伝子解析装置を使用し、全自動で検査が行える。感染の有無を調べるPCR検査は通常4~6時間かかるが、これら試薬と装置を使うことで大幅な時間短縮と検査員の負担軽減が期待される。
 同社はPCR検査に対応した遺伝子解析装置を2016年に発売。国内では、規模の大きい病院を中心に数十カ所の医療機関が導入し、結核の検査などに使用されている。
 検体や試薬を装置にセットする数分の作業のほかは、全自動でコロナの遺伝子を検出できる。熟練した検査員でなくてもPCR検査が行えるため、検査件数の増加につながる可能性がある。 (C)時事通信社