厚生労働省は8日、新型コロナウイルスへの対応として薬事承認した抗ウイルス薬「レムデシビル」の使用に向け、入院費など保険診療との併用を特例的に認める方針を決めた。現時点で保険適用の申請がされていないレムデシビルは通常、保険診療との併用が認められないが、特例により重症患者への投与が可能になる。
 同日に持ち回りで開かれた中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関、中医協)の総会で了承を得た。レムデシビルは当面、開発した米ギリアド・サイエンシズが無償提供する予定で、患者負担は発生しない。中医協では、今後レムデシビルの一般的な流通が見込まれ、ギリアド社から保険適用の申請があった場合には、薬価の決定に向け速やかに対応することも確認した。 (C)時事通信社