新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府が緊急事態宣言を延長してから初の週末となった9日。営業自粛が緩和された地域の商店街は買い物客や家族連れでにぎわい、行楽施設は感染対策に神経をとがらせた。
 仙台市中心部の商店街に食料品を買いに来たベトナム人留学生ダン・フォン・アインさん(21)は「自転車が多くて駐輪スペースを見つけるのが大変だった」とにぎわいが戻ったことを喜んだ。妻と娘を連れた40代の男性会社員は「買い物が終わったらすぐ帰る。1カ月ぶりに来たが人の多さに驚いた。感染者が増えないか心配」と話した。
 7日に営業を再開したばかりの秋田県男鹿市の男鹿水族館GAO。来場者にマスク着用を求め、手すりの消毒回数も増やすなど、再開に当たり感染対策を徹底した。
 この日は駐車場に県外ナンバーの車はなく、ホッキョクグマを飼育する人気コーナーも人の姿はまばら。2人の子どもを連れた男性(38)は「子どもはずっと外に出られなかったので、久々に楽しかったようだ」と目を細めた。
 富士山を一望できる静岡県裾野市の遊園地「ぐりんぱ」は、来場者を県民に限定するなど手探り状態が続く。入り口では来場者の検温などを実施し、体温が37度以上だったり、マスクを着用していなかったりする人の入場は断るという。
 園内のチューリップは見頃を迎え、例年なら1日2000人から3000人が訪れるが、9日は閑散としていた。 (C)時事通信社