【サンパウロ時事】ブラジル保健省は9日、新型コロナウイルスによる死者が前日から730人増え、1万627人となったと発表した。累計感染者は1万611人増えて15万5939人。一方で、6万人以上が回復している。
 ブラジルでは各州政府が独自に感染拡大防止策を講じており、一部では都市封鎖(ロックダウン)も始まった。最も深刻なサンパウロ州では3月下旬に導入された経済規制が11日から段階的に解除されるはずだったが、サンパウロ市などで外出自粛率が連日5割を切り、感染に歯止めがかかっていないため、ドリア知事は方針を転換。31日までの延長を決定している。
 経済活動の維持を訴えるボルソナロ大統領は規制に反対の立場を崩しておらず、9日もツイッターに「失業者がどんどん増えている。カオス(大混乱)が近づいているのか」と投稿。最大都市サンパウロ中心部では、呼応した大統領支持者らがドリア氏辞任と経済再開を求めるデモを行った。 (C)時事通信社