【ベルリン、ブリュッセル時事】欧州連合(EU)のうち、新型コロナウイルスの被害が比較的少ない国同士で、ウイルス拡大阻止のために導入した入出国の制限を緩和する動きが出始めた。オーストリアは13日、ドイツとの国境を6月に完全開放すると発表。ドイツも今月16日から国境検問を大幅に緩和することを決め、夏の観光シーズンの往来拡大に期待が高まっている。
 オーストリアのクルツ首相はツイッターで、6月15日にドイツとの国境を完全に開放すると表明した。ドイツからの観光客入国を許可することになる。クルツ氏は「正常化に向け一段と踏み込みたい」と強調し、スイスや東欧諸国との国境も同様に開放を検討するとした。
 ドイツのゼーホーファー内相も13日に記者会見。フランス、スイス、オーストリアとの国境で不要不急な入出国を禁ずる措置は延長するものの、16日からは従来のような全面的な検問でなく、抜き打ち方式に緩和することを明らかにした。ルクセンブルクとの国境については、検問を全面的に撤廃。デンマークとも、同国の了解が得られれば同様の措置を取る。 (C)時事通信社