厚生労働省は15日、新型コロナウイルスの感染歴を示す体内の抗体について、来月にも1万人規模の検査を実施すると発表した。新型コロナの流行地域とそうでない地域の複数都道府県で実施。抗体の有無だけでなく、量も測定する詳細な検査とする方針だ。
 抗体検査で感染歴を把握することで、感染者数の推計や流行状況の解明に役立つとされる。
 厚労省は同日、既存の抗体検査キットの性能評価結果も公表。4月に採取した東京都内500人分と東北6県500人分の献血血液を調べた結果、複数キットの結果を合わせて東京で最大3件、東北で最大2件の陽性反応があった。
 ただ、新型コロナ流行前である昨年の献血にも陽性反応を確認。結果にばらつきもあり、同省は感染していないのに陽性反応が出る「偽陽性」が含まれるとみている。 (C)時事通信社