東京大などのグループは15日、東京都内で採取された500人分の検体を使って新型コロナウイルスの抗体検査をしたところ、0.6%に当たる3人が陽性だったと発表した。都の人口に当てはめた場合、都内の8万人に感染歴があると推計される。
 東大の児玉龍彦名誉教授らの研究グループは、都内の医療機関で5月1、2日に採取された血液を使い、抗体の有無や量を調べた。10代から90代の男女500人分のうち、20代と30代、50代の男性3人に陽性反応が認められた。
 児玉名誉教授は「きめ細かい対策のために、感染の危険性が高い職種などを知る必要がある」として抗体検査の必要性を指摘した。
 抗体は以前にかかった感染症と同じウイルスが再び体内に侵入した場合、体を守る特殊なタンパク質で、過去の感染歴を知ることができる。 (C)時事通信社