【ワシントン時事】トランプ米大統領は15日、新型コロナウイルスのワクチン開発計画を正式に発表した。「年末までにワクチンが手に入ると期待する」と述べ、早期の実用化に楽観的な見方を示した。開発を待たずに多くの州が外出自粛措置を緩和したが、感染抑止策は示さず、経済活動や学校の全面再開を急ぐよう持論を訴えた。
 トランプ氏は、政府や米軍、民間企業が連携してワクチン開発と供給を迅速に進める「ワープ・スピード作戦」と呼ばれる計画を発表。この日もマスクを着用せずに登壇し、第2次世界大戦中の原爆の開発計画になぞらえて「比類なき研究」に注力するとアピールした。
 「作戦」では、米政府が民間企業と米国立衛生研究所(NIH)に1兆円余りを投入。ワクチン開発と生産体制の整備を一体的に支援し、来年1月までに国内向けに数億回分の供給を目指すという。トランプ氏は、ワクチンの有力候補は現在14種類あり、今後絞り込むと語った。 (C)時事通信社