【カイロ時事】イスラム教のラマダン(断食月)が残り数日となった中東のイスラム圏で、「イード」と呼ばれるラマダン明け祝祭で新型コロナウイルス感染が拡大することへの警戒が強まっている。各国では4月下旬からのラマダンに合わせた外出規制などの緩和措置が感染者の増加を招いており、再び規制強化を強いられている。
 「イード」は各国で大型連休となり、例年は神(アラー)に感謝するための礼拝や、親族や友人らと集うため外出する機会も増える。
 エジプト政府は17日、現在は午後9時開始の夜間外出禁止をイード期間中は午後5時に早めると発表。公共交通機関の運行停止も決めた。
 サウジアラビアはイード期間中、ラマダン前と同様の終日外出禁止を再び実施する。ラマダンで日中の外出を認めた結果、既に感染者が5万4000人を突破し、都市封鎖へ逆戻りした形だ。カタールでは17日からマスク着用を義務化。違反者は最大3年の禁錮刑か20万リヤル(約590万円)の罰金を科され、AFP通信によれば世界で最も厳しい罰則規定という。 (C)時事通信社