新型コロナウイルスの感染再拡大を見据え、日本財団は感染防止設備を備えたタクシー100台を確保し、東京都内の医療機関が軽症患者らの移送に利用できるようにする。医療従事者向けにタクシーチケットも配布。費用は10億円規模で、同財団に寄せられた寄付金を充てる。
 車両は、大手タクシー会社「日本交通」と連携して確保。運転席と後部座席の間に空気の流れを遮蔽(しゃへい)する仕切りを設け、空気清浄機も設置する。
 医療機関が専用窓口に連絡すると、設備を備えた車が配車される仕組みで、自宅療養中で体調の良くない患者の搬送や、退院時の使用を想定。6月上旬から約10カ月間の運用を予定している。
 医療従事者の移動を支援するため、都内の約200医療施設にそれぞれ100万円分のタクシーチケットも配布する。
 日本財団の笹川陽平会長は「第2波、第3波に備えた仕組みづくりが重要だ」と話した。 (C)時事通信社