明治ホールディングス(HD)傘下でワクチン製造を手掛けるKMバイオロジクス(熊本市)は25日、同市内で記者会見を開き、新型コロナウイルス感染症の予防ワクチンを開発すると発表した。2021年4月にもヒトへの臨床試験を始める。
 同社が代表となり、国立感染症研究所など3機関と共同で取り組む。日本脳炎のワクチン製造で使う細胞培養技術を活用し、生ワクチンより安全性が高く感染力などをなくした「不活化ワクチン」の開発、実用化を目指す。
 化学及血清療法研究所の製薬事業を引き継いだKMバイオロジクスは、国民の約半数に相当する5700万人分の新型インフルエンザワクチンを半年で生産できる設備を持つ。永里敏秋社長は「熟練した技術者が多数おり、有効性・安全性のあるワクチン開発に挑戦する」と話した。 (C)時事通信社