新型コロナウイルスの感染拡大で、国が医療機関に優先的に供給したアルコール消毒液に対し、医療機関側から「濃度が低い」などの苦情が数十件寄せられていることが25日、分かった。厚生労働省が明らかにした。
 厚労省は3月以降、消毒液が品薄となっていることを受け、医療機関や高齢者施設などが製造業者から優先的に購入できる仕組みを導入し、自治体などを通じて不足分の聞き取りを行った。しかし、医療行為に使われる濃度70~80%台の消毒液に比べ、実際に納入されたのが50%台だったケースがあることが確認された。
 同省は「あくまで手指の消毒用で、医療行為は想定していない」とし、一部で誤解があったと指摘。6月からインターネット上で濃度などを選んで購入できるようにする。 (C)時事通信社