新型コロナウイルスの治療薬候補アビガン(一般名ファビピラビル)について、藤田医科大(愛知県)は26日、投与後の症状の推移などを調べる研究の中間報告で、2158人の患者に投与し、「予期せぬ副作用の報告はなかった」と発表した。
 研究では、全国407の医療機関が患者にアビガンを投与し、同大がデータを取りまとめた。副作用として報告されたのは、尿酸値上昇や肝機能障害などだった。
 投与開始から14日目には、軽症者の88%で症状が改善した。だが、投与しない患者と比較しておらず、自然治癒する場合も多いため、治療効果の有無は判断できないとした。重症患者の症状改善は60%にとどまった。
 アビガンについては、富士フイルム富山化学が薬事承認を目指す臨床試験(治験)、藤田医大が法律に基づく特定臨床研究を実施している。 (C)時事通信社