新型コロナウイルスに感染したものの、健康な赤ちゃんを無事出産した母親の胎盤を調べたところ、異常が見つかる例があったと、米ノースウエスタン大の研究チームが26日までに発表した。感染患者では血管に血栓が生じるケースが注目されており、胎盤でも胎児との間の血流に障害が生じていたとみられる。
 研究チームは、胎盤の機能には余裕があり、少し低下した程度では影響がなかったとの見方を示す一方で、感染した妊婦については胎児への酸素供給や成長ペースを注意深く観察すべきだと指摘している。論文は米医学誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・パソロジー」電子版に掲載された。
 胎盤に異常が見つかったのは、シカゴにある同大付属病院で出産した15人の母親(23~41歳)。1人は妊娠34週の早産だったが、残り14人は37~40週で出産。赤ちゃんはPCR検査で全員陰性だった。 (C)時事通信社