【ポドゴリツァ・ロイター時事】バルカン半島に位置する欧州の小国モンテネグロのマルコビッチ首相は25日、新型コロナウイルスの感染はモンテネグロでは終息したと宣言した。「欧州で一番乗りの終息だ」と強調し、経済を支える観光業の復活に強い意欲をにじませた。
 人口約62万人のモンテネグロでは3月に最初の新型コロナ感染者が確認され、国境の封鎖や空港・学校の閉鎖が始まった。自主隔離をしている感染者の名前や住所を公表するなど厳しい措置を導入し、国の方針に従わない人々を訴追したり、罰金を科したりしてきたが、3月末から段階的に制限は緩和されてきた。
 累計感染者数は324人、死者は9人。過去20日間は1人の感染者も確認されていない。マスクを外して記者会見に臨んだマルコビッチ首相は「邪悪なウイルスとの戦いは勝利に終わった。モンテネグロは今や、新型コロナが消え去った欧州最初の国となった」と誇らしげに語った。 (C)時事通信社