ラットの心臓に張り巡らされた神経網を詳細に調べ、コンピューター上で精密な3次元モデルを構築したと米トーマス・ジェファーソン大などの研究チームが27日、米科学誌アイサイエンス電子版に発表した。
 どんな遺伝子が働いているかのデータも重ね合わせることができ、動物実験などのデータと併せて解析すれば、心臓病のメカニズム解明や新薬開発に役立つと期待される。
 研究チームは最新の技術で心臓を薄く切って断面を撮影することを繰り返し、精密な立体構造を再現するとともに、神経細胞を識別して位置や形状を網羅的に測定。遺伝子の働きに関するデータと一緒に統合した。より人に近いブタの心臓でも3次元モデル構築を試みており、将来は人の心臓で実現を目指す。 (C)時事通信社