【ハーグAFP時事】オランダのルッテ首相の母ミーケ・ルッテ・ディリングさんが13日にハーグの高齢者施設で死去した。96歳だった。オランダでは新型コロナウイルス対策で、高齢者施設への訪問は厳しく規制されてきた。首相官邸によると、ルッテ首相はこの規制を守り、最期の面会はかなわなかった。
 ジョンソン英首相の上級顧問カミングス氏が外出規制中、約400キロを移動し親族宅へ行っていた問題を踏まえ、AFP通信がルッテ首相の対応を質問したところ、首相報道官が25日、「すべての指示に首相は従っている」と回答。3月20日から続いてきた高齢者施設への訪問禁止を首相も守ったと確認した。
 報道によると、ミーケさんは新型コロナには感染していなかった。ただ、施設内では感染者が確認されていた。
 母の死に際し首相は「母と共に生きられたことに感謝している。この大きな喪失感と近く折り合いをつけたい」と発表していた。高齢者施設訪問は25日から一部解禁され、6月15日には全面解禁となる見通し。オランダでは約4万5000人が新型コロナに感染し、5800人が死去した。 (C)時事通信社