【ワシントン時事】米ホワイトハウスは5月31日、新型コロナウイルスの予防・治療用としてブラジルに対し、抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」200万回分を送ったと発表した。ヒドロキシクロロキンはトランプ大統領が新型コロナに有効として強く推奨していたが、安全性や有用性は証明されていない。
 ホワイトハウスは声明で「ブラジルの医療専門家向けの新型コロナ予防薬として使われるほか、感染したブラジル国民の治療にも使われる」と説明。同薬の有用性などを証明するための臨床試験を両国共同で行うと宣言した。
 ブラジル政府は5月20日、ヒドロキシクロロキンを軽症の新型コロナ患者に使用することを認める医療ガイドラインを公表。ただ、世界保健機関(WHO)は5月25日、副作用に対する懸念から同薬の国際的治験を停止した。 (C)時事通信社