【ロンドン時事】新型コロナウイルス対策のため英国で3月から続く外出規制措置が1日、さらに緩和され、閉鎖されていた小学校などが約10週間ぶりに一部再開された。知人同士の集まりも屋外なら最大6人まで可能になるなど、市民生活は日常の光景を少しずつ取り戻しつつある。
 政府は5月10日、全土ロックダウン(都市封鎖)の段階的緩和策を発表。同月中旬から戸外の運動が無制限になるなどし、6月1日からはイングランドの公立小学校のレセプション(4歳からの入学準備学年)と1年および6年生が復帰、保育園も運営再開となった。小学校の残りの学年は6月中旬の復帰が検討されている。
 ロンドン近郊テディントンのコリス小学校では1日朝、児童たちが約2カ月半ぶりに登校。先生や友達との久々の再会を喜ぶ姿が見られた。校内では子供同士が距離を保てるようクラスの人数を制限するなど対応策が取られたが、安全面の不安から子供を学校に送らない親もいたもようだ。
 この日はほかにも、「社会的距離」を維持した上での6人までの屋外パーティーや知人宅の庭訪問、野外市場などの営業も許可された。
 ウィリアムソン教育相は「子供と教職員の福利が(学校再開に当たっての)われわれの考えの中心にある」と強調。しかし、一部専門家からは「多くの規制の早過ぎる緩和は感染再燃を招く」と警告の声も。緩和を前にした晴天下の週末、大人数でパーティーを開くといった規則破りの事例が多発し、「第2波」への懸念が強まっている。 (C)時事通信社